キャンパーにはおなじみ、アウトドア総合情報誌「GARVY(ガルヴィ)」誌上で年1回開催される全国のキャンプ場ランキングでも常に上位に君臨する…
北軽井沢スウィートグラスを今回はご紹介します。
2019年4月号で発表された「最新人気キャンプ場ランキングBEST15」では、東日本の第3位でした。
我が家がスウィートグラスを利用するのは、もっぱら「冬」です。
積雪があるため、冬(ホワイトスタイル)は宿泊できるエリアが限られて、フリードッグサイトは利用できないのですが、キーンと冷えた空気、静かな場内、雪をまとった浅間山など、にぎやかな春~秋(グリーンスタイル)とはまた違った楽しみ方が出来るので、おすすめです^ ^
この年に利用した時は、昼間は5℃くらいまで上がるので雪解けが進んでしまい(スタッフの方いわく、この時期でこんなに昼間暖かいのは今までにないとのこと)、朝晩はまだまだ冷え込みも厳しく、朝方はー10℃前後でした。
うっすら雪景色とともにお届けいたします。
北軽井沢スウィートグラス 基本データ
住所: 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
TEL: 0279-84-2512
予約開始: 一般は3ヶ月前から(会員は一般の1~2週間前から)
予約方法: 公式HP予約フォームまたはTEL
営業期間: 通年
標高: 1100m
総サイト数: 128サイト
電源サイト: 64サイト
サイトサイズ: 80㎡~160㎡
チェックイン: 13:00~
アーリーチェックイン: 9:00~ テントサイト¥1,000 / 建物 \2,100
チェックアウト: ~12:00
レイトチェックアウト: ~15:00 テントサイト¥1,000 / 建物 \2,100
料金:
グリーンスタイル(4月~11月)とホワイトスタイル(12月~3月)、そして宿泊日によっても細かく料金が分かれているので、公式HPでご確認ください。
ホワイトスタイルの醍醐味
夏は避暑地として人気の軽井沢ではありますが、軽井沢よりも標高が高い冬の北軽井沢はとっても寒いです。
1月の朝晩にはー15℃前後まで下がりますし、2月でもー10℃前後です。
寒いとキャンプから足が遠のいてしまいがちですが、スウィートグラスでは極寒ならではのキャンプの醍醐味を味わうことができます。
特にコテージやキャビンなどの宿泊施設では全棟【薪ストーブ】が設置されていて、薪も無料なので、薪代を心配することなく(ストーブに使う薪代はバカにならないですからね)火の温もりを楽しめるのはスウィートグラスならでは。
※ちなみに、テント泊で薪ストーブを持参して使う場合は、薪は有料です(泣)
おすすめの薪屋さんを後ほど紹介しますので、テント泊の方はぜひ。
今すぐ薪屋さんを知りたい!という方は、こちらからどうぞ^ ^
北軽井沢スウィートグラスの施設紹介
それでは、スウィートグラスの高規格施設を一気に紹介していきますね^ ^
管理棟周辺
まず、管理棟周辺の施設をご紹介します。
メインとなる施設が集まっている楽しいエリアですよ^ ^
管理棟・売店
チェックイン、チェックアウト、イベントの予約などを行う管理棟です。
中には商品充実の売店もあります。
困ったことがあればスタッフの方に相談してみましょう。
スタッフさんは皆さん若くて明るくてとても親切です。
我が家が泊まった日は2月でも珍しいくらいに気温が上がった日で、それはもう雪解けが激しく、サイト内が雪解け水で大きな水たまりができて、ぬかるみもすごかったのですが(涙)
スタッフさんが見回りのたびに声掛けをしてくださって、「すのこ」を通常より1枚多くに使わせてくださったり、私たちが快適に過ごせるように気を配ってくださいました。
本当にありがたかったです(´Д⊂ヽ
スウィートグラスでは薪の販売もしています。
管理棟向かいの売店横に堅木の薪が積んであります^ ^
こちらが通常の薪置き場
長さ30~35cmの広葉樹の薪が8本1束で600円です。
長さと本数が手書きなので、その年や時期などによって変動があるかもしれません。
上の写真は、2017年2月のものです。
焚き火やバーベキューに使用する薪は、こちらから購入になります。
支払いは管理棟で。
そして、下の写真がホワイトシーズンにコテージ・キャビン宿泊者限定で無料で提供される「薪ストーブ用」の薪になります。
薪ストーブに使用するため、広葉樹よりも固く火持ちの良い「ナラ」で、25cm、35cm、38cm、48cmと長さも選べます。
コテージ・キャビンへの薪を運ぶのには、一輪車(ねこ)が借りられます^ ^
ただし…
テントサイトで、薪ストーブ持参でテント泊する場合には、この無料の薪は利用できないので注意してくださいね!!!
テント泊で薪ストーブする場合は無料の薪が使えないので、1束600円の薪を購入することになります。
1泊だけなら数束買うだけで済みますが、連泊するとなると薪代がバカになりません。
のちほど、スウィートグラスを利用する際に便利な薪屋さんを紹介しますので
どうぞこのまま読み進めていってくださいね^ ^
第1サニタリー
続いて、管理棟横の第1サニタリーです。
第1サニタリーには、お手洗いとシャワー、洗濯機、お風呂があります。
「ゆ♨」の暖簾の奥のドアを開けるとすぐに、洗濯機と乾燥機が置いてあります。
- 洗濯機:1回200円
- 乾燥機:30分100円
ドアを開けたら一段高くなっているので、ここからは靴を脱いで入っていきます。
写真右下の、床と少し色が違う3枚板のところが下駄箱ですので、脱いだ靴はここに置きます。
洗濯機を過ぎて突き当たりを左に曲がると予約制の貸切風呂【薪焚きの湯】があります。
お風呂は4つあり、それぞれのお風呂に名前がついています^ ^
【楡(にれ)の湯】
【樅(もみ)の湯】
【楢の湯】
浴場内は撮影することができませんでした(利用してないからね^ ^;)。
【薪炊きの湯】はセルフお風呂ですので、自分でお湯を張り、最後はお掃除をして綺麗な状態で次の方へ。
薪炊きの湯の詳しい紹介はこちらに載っています。
お風呂の予約もこちらから。
温泉に入りたい!!という方は、周辺に日帰り温泉もありますので、足を伸ばしてみるのもいいですよ~。
私はどこのキャンプ場でも、温泉に通います(笑)
どちらも北軽井沢スウィートグラスから、車で30分弱です。
・おすすめ日帰り温泉「つつじの湯」
・おすすめ日帰り温泉「嬬恋バラギ温泉 湖畔の湯」
※コインシャワーは11月~4月下旬までクローズのため撮影できませんでした
サニタリー棟の裏?横?にはゴミステーションがあります。
スウィートグラスのゴミ分別は厳しくありません。
「厳しくない」というのは「マナーを守らなくていい」という意味ではなく、分別が「細かくない」という意味ですよ^ ^;
チェックイン時に【可燃ごみ】と【不燃ごみ】の袋を渡されますので、きちんと分別して、こちらのゴミステーションに捨てます。
- 可燃ごみ:紙類、生ごみ、プラスチック
- 不燃ごみ:缶、ビン、その他燃えないゴミ(アルミホイルなど)
私の住む地域は分別が細かいので、キャンプ場でプラスチックも紙ごみと一緒に捨てることに、ちょっとソワソワしました(笑)
スウィートグラスは自然の中のキャンプ場なので、野生動物が来ることがあります。
私が利用した2月でも、夜テント内の明かりを暗めにしたら野良猫がスクリーンタープの中に入ってきました(; ・`д・´)エッ?
私が起きていても平気で暖かい薪ストーブの前に居座っていたので、寒さに耐えかねて入ってきたんだと思いますが、食べ物を求めて入ってくるケースの方が多いと思います。
ゴミが荒らされないように、しっかりとゴミ箱・ゴミ袋の口は閉じてください。
私はスノーピーク(snow peak)のガビングスタンドを使っています。
ビニールなので水洗いできるし、蓋もできるので重宝しています。
でも廃盤になりまして(ノД`)・゜・。ナンデ‼‼
プレミア価格になってしまいました( ゚Д゚)マジカ!!!
2019年、新しいガビングスタンドに生まれ変わりました。
こちらはしっかりと紐で口を縛れるので、オープンタープ(ヘキサ、レクタ)の下に置いておいても安心です。
アサマヒュッテ(旧イベントハウス)
管理棟の裏手にあるイベントハウスが、2017年12月に【アサマヒュッテ】としてリニューアルオープンしました。
(写真は【イベントハウス】時代のものです。2017年2月撮影)
グリーンスタイルでもホワイトスタイルでも、バラエティーに富んだ様々なイベントが開催されている場所です。
大人から子供まで楽しむことが出来ますよ^ ^
リニューアル後のアサマヒュッテでは、週末にモーニング、ランチ、カフェがオープンしていますので、ぽかぽか温まる素敵な時間を過ごすのもよいかもしれませんね^ ^
フードショップ
こじんまりとしたかわいいログハウスはテイクアウトできるスイーツショップです。
季節ごとにメニューが変わる可愛いスイーツが楽しめるので、毎シーズン行って食べたくなりますね(笑)
(12月~3月はクローズです…)
公式HPから画像をお借りしてきました。
【4~6月】
【7~9月】
【10~11月】
この他にも季節に合ったスイーツやドリンクがたくさんありますよ~。
テイクアウトだけでなく、ショップ前のウッドデッキやショップ横のテーブルで、スイーツやドリンクをいただくこともできます^ ^
BBQハウス
フードショップの向かいにあるBBQハウス。
探しても「ないな~、どこだろ??」と思っていたら、ホワイトシーズンはクローズされていて、こちらに変身していました。
そう。
さきほどご紹介した、コテージ・キャビン用の薪置き場です(笑)
グリーンシーズンには、炉付きのBBQテーブルが備え付けられて
テーブルごとにバーベキューが楽しめます。
(公式HPから写真をお借りしました)
何だか隣の席との仕切りがお蕎麦屋さんのようで、ほっこりしますね(笑)
第2サニタリー
続いて、第2サニタリー周辺をご紹介します。
第2サニタリーには
- お手洗い
- シャワー
- 洗濯機、乾燥機
- ペットシャワー
が併設されています。
お手洗いとシャワーの写真がないのですが(汗)
こちらが洗濯機と乾燥機。
第1サニタリーにある乾燥機よりも大きい、コインランドリーにあるような業務用の大型乾燥機が備え付けられています。
そして、第1サニタリーにはない【ペットシャワー】があります^ ^
ただ、、、
冬期は使えないので、シンク(赤い桶)はひっくり返されていました。。。
グリーンシーズンには、遊んで汚れてしまったワンちゃんの足も、こちらで洗うことができますよ。
第2サニタリーにはジュースの自動販売機もあります。
キリンの自販機なのに、なぜかアサヒスーパードライがある謎(笑)
第3サニタリー
この第3サニタリーが、1番高規格なサニタリーです^ ^
まずはお手洗い。
向かって右の棟が男子トイレ、左の棟が女子トイレです。
女子トイレに入ってみましょう。
個室は3つです。
個室はとても綺麗で清潔。
暖房便座です。
洗面台は3つ。
鏡の横にACコンセントが2つあり、ドライヤーなど使うことができます。
でも使ったあとは、洗面台に落ちた抜け毛などはきちんと捨てましょうね。
こんな注意書きもあります。
ルールは守りましょう。
こちらのごみ箱にも注意書きが。
おむつは指定のゴミ袋に入れて、ゴミステーションに捨ててください。
トイレにはヒーターが設置されているので、暖かいです♪
続いて、炊事場です。
室内なので冬は寒さがしのげて(笑)とても快適です。
こちらがシンク。
水捌けがとても良く、お湯も出るのでストレスがありません♪
続いて鉄板洗い場。
鉄板や焼き網、焚き火台などをどこで洗ったらいいのか悩ましいキャンプ場がある中(炊事場じゃ食材も洗うからダメだし、でも鉄板洗う水道ないし…で困る)、スウィートグラスは「鉄板洗い場」と明確に示してあるので助かります^ ^
でも…
冬場はシンクに蓋がされていました(´;ω;`)
あ、手前の「ウォータージャグ専用」は、その名の通り「水汲み専用」の蛇口になります。
低い位置にあるので、重たい水タンクも汲みやすいですよ。
鉄板洗い場の前に井戸があります。
寒さでカチンコチンでしたが(笑)、夏場は冷たい井戸水が汲めるのかな♪
第3サニタリーの炊事場のすぐ下手に、灰捨て場があります。
焚き火台やBBQコンロ、薪ストーブなどの灰や消し炭を捨てます。
どこのキャンプ場でもそうですが、炭は必ず完全に火が消えてから捨てましょう。
ドッグラン、遊具、遊び場など
スウィートグラスには、広いドッグランがあります^ ^
相変わらず雪に埋もれた写真で申し訳ないのですが。。。
ドッグランは小型犬専用と中型・大型犬用に分かれていて
どちらも十分な広さがあるので、超大型犬でも目一杯走り回れますよ^ ^
走り回った汚れてしまった足は第2サニタリーのペットシャワーで綺麗に♪
(冬はシャワーが使えないので、しもやけにならないようにテントで足を温めながらタオルでしっかり拭いてあげてください)
ドッグランは日帰りでも遊ぶことができます。
【レギュラー・オンシーズン】
- 大人 500円 / 人
- 子供 300円 / 人
- 中・大型犬(10kg以上) 800円 / 頭
- 小型犬(10kg未満) 600円 / 頭
【ミドル・ハイシーズン】
- 大人 500円 / 人
- 子供 300円 / 人
- 中・大型犬(10kg以上) 1200円 / 頭
- 小型犬(10kg未満) 800円 / 頭
ドッグランの前は多目的広場になっていて、イベント会場として使われます。
多目的広場にはツリーハウスやアスレチック、ボルタリング、そして「おしぎっぱ画廊」という大きな黒板があり、売店で購入できるチョーク(1本50円)で絵を描いたりして遊ぶことができます。
続いて、トランポリン広場。
まずは公式HPの写真でグリーンスタイルの様子をご覧ください。
トランポリンが2台とバスケットゴール、左奥にサーカステントのようなものがあります。
サーカステントのようなものは【マッシュルームランド】といって
屋根付きのトランポリンです。
屋根なしのトランポリンはグリーンスタイルのみ利用でき、マッシュルームランドはホワイトスタイルも営業(?)しています^ ^
バスケットゴールは通年営業ですが、冬場の地面はけっこう雪で覆われています(笑)
キャンプ場の最奥には「おしぎっぱの森」という遊び場があるのですが、地面のコンディションが悪く、そこまで行くのを断念しました^ ^;
公式HPで紹介されているので、よかったらご覧ください。
⇒ おしぎっぱの森
おしぎっぱの森の奥に川が流れています。
「地蔵川」といいます。
ワンちゃんの水遊びもこの地蔵川でできます^ ^
多目的広場に「こぞう川」という、井戸水を引いた人工の小川があるのですが、そちらは子供専用の水遊び場なので、ワンちゃんは遊べません(´・ω・`)
「地蔵川」で遊びましょう♪
こちらは「こぞう川」のおやくそく看板です↓
テントサイトでの薪ストーブ用の薪調達
さて、この記事の冒頭でも触れましたが、スウィートグラスではキャビンやコテージに備え付けられている薪ストーブ用の薪は無料で提供されているのですが、テント泊で薪ストーブを持参した場合の薪については1束600円で購入しないといけません。
我が家の場合、広葉樹やナラであれば1泊2日でだいたい3束使います(多めです)。
そして最低でも3泊するので…9束、5400円。
ちなみにこの時は5泊したので…15束、9000円。
ホワイトスタイルはサイト代が安いのですが、薪代で結構取られることになるので、私は冬キャンプの時は、どのキャンプ場に行っても近くの薪屋さんで薪を調達することにしています。
キャンプ場によっては、BBQ用の細い薪しか売ってなかったりしますしね。
買いに行く手間はありますが、安く良質な薪が手に入るのでおすすめです。
ちなみにスウィートグラスの薪は堅木で良質なので、1泊程度であればスウィートグラスで薪を買うのも全然アリです!
(薪屋さんまでちょっと遠いので)
さて、スウィートグラスのある北軽井沢はとっても寒いので、近くに薪屋さんもあるのですが、軽井沢価格でお高めです(笑)
スウィートグラスで買った方が安いくらい。
なので、ちょっと足を伸ばすことになりますが、長野県佐久市にある薪屋さんをおすすめします。
スウィートグラスから1時間弱なのですが、佐久市街には大型スーパーもあるので、食材の買い物がてら行きました^ ^
「三笹 薪直売所」さんです。
- ナラ 10kg 450円
- 広葉樹(ナラ以外)10kg 333円
- カラ松・赤松 10kg 300円
- カラ松 細割 10kg 300円
こちらで詳しく記事にしているので、よかったらご覧ください^ ^
北軽井沢スウィートグラスの記事は、この記事を含めて全部で4つです。
宿泊施設ごとに書いていますのでよかったら読んでみてくださいね。
⇒ 北軽井沢スウィートグラス②コテージ編
⇒ 北軽井沢スウィートグラス③キャビン編
⇒ 北軽井沢スウィートグラス④テントサイト編