いつもは関東甲信越を中心にキャンプを楽しんでいるのですが、長期休暇が取れると遠出もします(動物病院勤務になってからは長期休暇は取れませんが T-T)。
2016年9月に山形県の「月山あさひサンチュアパーク」で1週間キャンプしたのですが、他のキャンプ場とは一線を画した施設や設備がたくさんあったので、ご紹介したいと思います。
月山あさひサンチュアパークの基本データ
住所:山形県鶴岡市田麦俣字六十里山125-8
TEL:0235-54-6606(9時~17時)
公式HP:http://yudonosan.com/camp/
予約開始:随時受付
営業期間:5月上旬~10月下旬(残雪により営業開始が遅れることもあり)
標高:550m
総サイト数:70サイト
電源サイト:50区画
サイトサイズ:10m × 11m
チェックイン:13:00
チェックアウト:11:00
料金:
オートキャンプサイト:¥4,120~¥5,350
フリーサイト:¥2,100
月山あさひサンチュアパークの予約方法
月山あさひサンチュアパークの予約は「電話」になります。
朝9時~17時までの間に電話してくださいね。
テントサイト
「月山あさひサンチュアパーク」があるのはスキー場。
冬は「湯殿山スキー場」として営業しています。
なのでオートキャンプサイトもフリーサイトもすぐ近くに「リフト乗り場」が(笑)
オートキャンプサイト
オートキャンプサイトは綺麗に整地された「芝」サイトです。
10m × 11m と広いので、2ルームテントと大型シェルターの連結、さらにレクタタープを張っても余裕です(サイトが広くて我が家しかいなかったので贅沢に使いました^ ^)。

夏休みが終わった直後の9月初旬に1週間も泊まっていたので、ずーっと「ぼっち」でした(笑)
ポツーン。
サイトは駐車場との境目がはっきりしていて、この広さ。
この家型ボックスがAC電源です。
サイト料+830円 で利用できます。
ちなみに、電源ボックスの右側の緑色のネットは、自作のワンコ用「柵」です。
脱走兵が1頭いるので、ドッグフリーサイトではないところでは柵を設置しています^ ^;
お隣のサイトとの境目の目印は、この柵1つです。
これ以外はオープンな感じです(笑)
ペグの刺さり具合と水捌け
芝サイトで下の土も柔らかいので、ペグは打ち込みやすいです。
土の下に硬い岩盤もなかったように記憶しています^ ^
滞在中、夕立があったようで(ちょうど新潟方面へ出かけていました)帰ってきたらスタッフさんにテント内の心配をされましたが、テント内はおろかテントの外も水たまりもなく、とても水捌けが良く助かりました。
フリーサイト
フリーサイトは、管理棟から道路を挟んだ反対側にあります。
ゲレンデがフリーサイトになっています(笑)
上の写真の左端に銀色の斜めの板のようなものが見えると思うのですが、これはまさにリフト乗り場です。
リフト乗り場手前の傾斜があまりないところがフリーサイトになっているのですが、その先は初級~中級コースなのかな?ゲレンデです。
こちらのサイトは芝というか「草地」ですね。
足の長い草が多いので、フカフカしています。
ただ、見ていただけるとわかるとおり、足の長い草がひとかたまりにモコっとなっているところも多いので、テント内の凹凸対策で厚めのマットは必要そうです。
とにかくサニタリー棟が大充実!お風呂もあります!場内施設のご紹介
管理棟
管理棟には、「受付」「売店」「お風呂」があります。
売店は食料品やキャンプ用品(薪・炭・燃料など)が売っていましたが、写真を撮り忘れました…すみません。
お風呂(男女別)
大人:300円
子供:150円
お風呂はたとえその日の宿泊が1組であっても準備してくれます。
混雑が見込まれる土曜日や連休にのみお風呂が開放されるキャンプ場も多い中、本当に親切で助かりました。
毎日入浴させていただきました^ ^
お風呂は新しくないのですが、清掃が行き届いていて、とても綺麗ですよ。
トイレ
管理棟にあるお手洗いは暖房便座で、個室内もキレイでした^ ^
オートキャンプサイトの施設
オートキャンプサイトには池や小川、菜園など自然の施設があります。
洗濯干し場
これすごくないですか!?(興奮気味)
私、キャンプ場でこんなに立派な物干し場があるのを見たことがありません。
サニタリー棟に洗濯機があるので、洗濯物をここに干すことができますよ^ ^
洗濯ばさみも用意されているので、バスタオルを干すのにとても便利♪
滞在中、毎日お洗濯していました。
人工池
オートキャンプサイトの中心付近に、とても水の綺麗な池があります。
人工池とのことですが、場内にはこの池に向かう小川もあり、近くの川や沢から引いているのかなと思います。
池のほとりにはこんな看板が^ ^
夏休みには「イワナつかみ取り」で盛り上がったのでしょう。
畑
サイトの脇に畑があり、7月下旬から9月中旬まで夏野菜のもぎ取り体験ができます。
キャンプ場利用者は無料でお野菜を収穫できるので、新鮮なお野菜をキャンプ飯に使うことができますね^ ^
私もトマトや「ししとう」などをいただきました。
サニタリーハウス(炊事棟)
「月山あさひサンチュアパーク」の炊事棟は、他の高規格キャンプ場の炊事棟よりも設備が整いすぎていて

キャンプがこんなに快適でいいのか!?
というレベルです。
はっきり言って、すごくビックリしました( ゚Д゚)
トイレ
まずはトイレ。
トイレはごく普通のキャンプ場のトイレですが、きれいに清掃されていました。
女子トイレですが、基本は和式トイレです。
洋式トイレも1つありました。
暖房便座なので、少し肌寒い季節でも快適ですよ~。
洋式トイレは平成26年の交付金で設置されたみたいです。
宿泊者がより利用しやすく改修してくれるのは、ありがたいですね^ ^
トイレの洗面台もキレイに清掃されていました。
洗面台の縁に置いてあるタオルは、水跳ね防止のためだと思います。
車いすの方にも身障者用トイレがあります。
このスロープを上った先の赤い丸印のところです。
オスメイト用トイレもあって、感心しました。
コインシャワー
コインシャワーは営業時間が書いていなかったので、24時間利用できるかと思います。
シャワー室は比較的新しい感じで、木目が綺麗な施設です。
シャワーの個室は男女各3つ。
個室に入ってすぐ半畳ほどの脱衣場があって、その奥にシャワー室があります。
シャワー室内はこんな感じ。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープが備え付けられています。
ありがたや。
シャワーは1回110円です。
白いボックスに100円硬貨の投入口があるので、ここに100円玉を入れるとシャワーが使えます。
おや?10円はどこに入れるんだ…?
このボックスは100円硬貨専用ですので、絶対に10円玉は投入しないでくださいね。
10円は炊事棟内のコインランドリーのところにある、専用のボックスに入れてください。
そのボックスがこちらです。
このボックスには10円だけを入れてくださいね~。
洗面台にはドライヤーや洗顔料等もありますよ。
炊事場(1階)
さぁ、この炊事場が度肝を抜かれる設備なんです。
こんな設備があるのを初めて見るのは、きっと私だけじゃないはず!
炊事場、流し台
まずは流し台。
大きな流し台で、お湯も出ます!
しかも室内なので虫の心配や雨に濡れる心配もありません^ ^
三角コーナーも設置されているので、生ごみはきちんとこちらに入れましょう。
見てください、この品揃え(笑)
至れり尽くせりですよね~。
食器洗剤とハンドソープは備え付けがあるキャンプ場もありますが、クレンザーや三角コーナーのネットも用意されているんです。
そして…重曹スプレー!!!
こんなのキャンプ場で見たことないんですけど( ゚Д゚)
水場(鉄板洗い場)
炊事棟内の流し台では鉄板やBBQグリル、焚火台などは洗わないでくださいね。
外に専用の水場があるので、そちらをご利用くださいませ。
電子レンジ
さて、炊事棟内に戻ります。
こちらをご覧ください…電子レンジです。
無料で自由に使えますので、ワンコのごはんを温めたりもできますね~^ ^
冷凍庫
なぜ電子レンジがあるのかというと、おそらくこれが理由だと思います。
はい、冷凍庫です。
名前を書いたり目印を付けたりして、お肉やお魚、冷凍食品などを自由に入れておくことができます。
冷凍庫や電子レンジがあるキャンプ場は、そうそうありませんよね(;・∀・)
コインランドリー
洗濯機と乾燥機もあるので、連泊する時はとっても助かります。
晴れている日は洗濯機の後に外の物干し場で、雨の日は乾燥機でお洗濯がカラっと乾きますね。
洗濯機と乾燥機は朝7時~夜8時まで使えます。
乾燥機:1回(30分)110円
「1回110円」と書かれていますが、洗濯機が1回110円、乾燥機は30分110円です。
こちらは乾燥機の100円玉投入口です。
上の写真の1番左の洗濯機の上に色々載っていますよね。
それがこちら。
洗剤も用意されているんです。
しかも、液体と粉と両方用意されているという至れり尽くせりっぷり。
その横にあるのが、シャワーとランドリーの料金110円のうち「10円」を入れるボックスです。
洗濯機・乾燥機もシャワーと同じく100円玉しか入れられないので、注意してくださいね。
炊事場(2階)
実はこの炊事棟、2階へ上がることができます。
こちらの階段を上っていきます。
ドアを開けて入ると、テーブルと椅子が並んでいます。
こちらは雨や雷などの場合の「避難所」との事です。
奥にはキッチンが。
そして業務用の大きな冷蔵庫があるのですが、この冷蔵庫は自由に使ってOKです。
なので、キャンプとはいえクーラーボックスが要らないという事実。
どの食材が誰のかわからなくなってしまうので、こちらの紙に名前やサイト番号などを記入して、食材や袋に張っておきましょう。
2階にはレストルームもあります。
避難をした夜は、こちらで寝ることもできますね。
フリーサイトの施設
フリーサイト側はスキー場を思わせる建物や施設が目立ちます^ ^;
トイレ棟
スキー場らしく、コース案内図が掲げられたトイレ棟です(笑)
炊事場は無い模様…。
オートキャンプサイトのサニタリーハウスまで行かないといけないのだと思います(けっこう道のりがしんどそう…)。
こちらが外観です。
積雪を考えて床が高くなっていますね。
トイレは極寒のスキー場らしく、暖房便座完備。
洗面台もキレイに清掃されています。
フリーサイトの施設 番外編
フリーサイトのすぐ脇にはスキー場ならではのこんな建物もありますが、ご愛嬌ということで^ ^;
オートキャンプサイト側から見ると、この建物ですね。
虫対策
「月山あさひサンチュアパーク」にお邪魔したのは9月に入ってすぐのことでしたが、昼間はほとんど虫が気になりませんでした。
蚊やアブ、ブヨなどもあまり心配はないかと思いますが、念のため虫除けスプレーや虫刺されのお薬は準備しておきましょう。
夕方になると、赤とんぼがたくさん飛んでいます^ ^
夜はそれなりに蛾や羽虫はいます(どこのキャンプ場でも同じですよね)。
特に我が家一軒の「ぼっち」キャンプだったので、真っ暗な中にランタンが煌々としているところに虫は集まりますよね(´;ω;`)
あ、ちなみにキャンプサイトに外灯はありませんので、懐中電灯は必ず持参してくださいね。
暗いところに明るいところがポツンと…ということで、サニタリーハウス(炊事棟)付近も蛾や羽虫が多く、特に炊事場に入るドアは夏場は網戸なのですが、網戸にたくさん虫がいます( ゚Д゚)
あと、虫ではないのですが、夜遅くにトイレに行ったら炊事棟の屋根の縁に「フクロウ」か「ミミズク」のどちらかがいました(暗くてどちらか判別不能)。
目が合ったら(単に、私を見つけて…かも)飛んで行ってしまいましたが、野生のフクロウ(またはミミズク)を見たのは初めてだったので、静かに感動していました。
翌日、スタッフさんにフクロウかミミズクらしき鳥を見たと伝えたら

あー、いますよー
ということだったので、見間違いではないと思います^ ^
暑さ・寒さ対策
「月山あさひサンチュアパーク」の営業は通常5月上旬から始まりますが、2019年の営業開始日は6月1日でした。
残雪によってその年の営業開始日が変わるので、5月にキャンプを考えている方は直接キャンプ場に確認してくださいね。
GW直前でもまだ一面雪景色だったそうで、インスタグラム(@gassanasahi.campsite)にもその様子がアップされています。
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雪が残っているとなるとそれなりに冷え込んでいると思われますが、一方、夏は日陰がないので昼間は直射日光が厳しく、気温もかなり上がるので(スキー場なので、もっと涼しいかと思ってました^ ^;)タープがないと辛いかもしれません。
特に犬連れだと、ワンコの体調が心配な暑さです(30℃前後まで気温が上がります)。
私は、昼間は積極的に車でドライブへ出かけるようにしてました(車内はエアコンで涼しいので^ ^)。
月山あさひサンチュアパークの天気や気温は、こちらのサイトで確認が便利ですよ。
月山あさひサンチュアパークに宿泊してみた感想
とにかくサニタリーハウス(炊事棟)の設備が整いすぎていて、真夏の生鮮食材保管の心配はありません。
暑さで傷みやすいお肉やお魚などは、炊事棟の冷蔵庫や冷凍庫を利用するとよいですね。
お風呂があるのもありがたかったですし、洗濯物も毎日干せたので、まるで家にいるかのような炊事洗濯生活を送っていました(笑)
ただ、夏は本当に昼間暑いので、暑さ対策は万全にしておきましょう。