犬を外で飼うのは悪いこと?外飼いのメリットとデメリットを知って適切に判断しよう

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犬の外飼い

 

昔に比べて今やペットは「家族」。

自分の子供であり、孫でもありますよね。

犬を庭で飼うのが当たり前だった昭和の時代から、平成の後半には小型犬・中型犬であれば室内飼いが当たり前、大型犬・超大型犬でも室内で一緒に過ごすのが一般的になりました。

 

犬は家族の一員だという思いが強い方ほど愛犬は室内飼い一択であり、昭和を生きてきたご年配の方ほど、特に中型犬以上は外飼いが当たり前という傾向があるように思います。

どちらが間違っているというわけではありません。

これはもう価値観の違いですからね。

 

それを踏まえて、今回は外飼いをすることによるメリットとデメリットを挙げながら、愛犬にとってより良い生活環境を考えていただける機会になればいいなと思います。

 

犬を外で飼うデメリット

犬の外飼いのデメリット

 

もともと外で飼われていたのに、なぜ最近では室内で飼うようになったのでしょうか。

その理由を考えれば、おのずと外飼いのデメリットが浮き上がってきます。

 

蚊に刺される…フィラリア症は大丈夫!?

外飼いでの一番の心配は、何といっても「蚊」ですよね。

人間は蚊に刺されると痒くて痒くて…。

でも犬が蚊に刺される心配は痒みではなく…そう、フィラリア症ですよね。

全ての蚊がフィラリア症を媒介するわけではありませんが、どうしても室内飼いよりリスクが高くなります。

犬のフィラリア症について「犬のフィラリア予防はいつから始める?薬を飲む期間は?」の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

 

熱中症、低体温症

特に注意しなければいけないのは「熱中症」です。

昨今の日本の夏は、年を追うごとに最高気温が上がっています。

日本の最北、北海道でさえも35℃超えの日が多くなってきています。

本州・四国・九州では35℃超えなんて珍しくないですよね。

 

犬種に差はあれど、犬は暑さに弱い動物です。

特に寒い場所が原産の犬種や短頭種(鼻ペチャ)は本当に暑さに弱いです。

気を付けてあげないと、屋外の暑さは犬にとって本当に危険ですよ。

 

反対に寒さに弱い犬種もいます。

グレイハウンドなどのいわゆる「毛のない(とても毛の短い)犬」ですね。

被毛は保温効果があるので、長毛種と言われるモフモフした犬種は比較的寒さに強いです(その代わり暑さにめっぽう弱いです)。

反対に、イタリアングレーハウンドやミニチュアピンシャーなど、細身でツルンとした見た目の犬種は保温効果のある毛がなく、脂肪も少ないので寒さに弱いんですね。

なので、冬に外飼いするのは低体温症になってしまう可能性があり、危険です。

 

脱走の危険、迷子になってしまうことも…

外飼いの犬が鎖を引きずって放浪しているのを見かけることがあります。

SNSでも、そのような犬の迷子情報が拡散されていたりもします。

鎖につないでおいても、引きちぎったり杭ごと引っこ抜いて家の敷地外へ脱走する危険もありますよね。

犬自身の危険、そして周りの人に対して噛んだりする危険も忘れてはいけません。

1.2年に1回は、庭や檻から脱走した犬が近所の人を噛んでケガをさせた、最悪の場合、亡くなってしまったというニュースを聞いたり目にしたりします。

 

また、脱走して迷子になってしまうケースも多くあります。

誰かが捕獲できる懐っこい犬で、しかもマイクロチップを装着していれば、まだしも飼い主さんの元に戻って来れる可能性も高くなります。

でも、呼んだり手を出したら怖がって逃げてしまう犬、威嚇する犬がマイクロチップを装着していなかったら…。

野犬になってしまったり、罠などで捕獲されて保健所に連れていかれてしまう可能性もあります。

そうならないためにも、必ずマイクロチップは装着しておきましょう。

 

犬を外で飼うメリット

犬の外飼いは良いのか悪いのか

 

では、次に犬を外で飼うメリットを挙げてみましょう。

どんなメリットがあるでしょうか。

 

  • 家の中が毛だらけにならない
  • 家の中で粗相をされない
  • 家の中をめちゃくちゃにされない(いたずらっ子多いですよね^ ^;)

 

…あれ?

何だか違和感を覚えませんか?

外飼いのメリットは、すべて「~ない」という否定文。

そう、犬を外で飼うメリットは飼い主にとってのメリットであり、愛犬にとってのメリットではないんです。

 

愛犬の健康を考えるのならば、室内飼いをおすすめします

犬の外で飼うのは悪いこと?

 

ペットの専門家としての私の考えは、やはり室内飼いを推奨します。

蚊やマダニからの感染症のリスクもありますし(詳しくは「マダニから感染する病気は?マダニの基礎知識と怖い感染症の話」をお読みくださいね)、昨今の異常気象に犬の体が適応できない側面もあります。

 

とはいえ、家や家族の環境が整っていない状態で室内飼いをするわけにもいきませんので、「外飼いは絶対ダメ!」とは言えないんですよね。

でも…愛犬の健康を考えるなら、せめて真夏と真冬だけでも室内飼いをしてください。

そして、夏は冷房、冬は暖房必須です。

できれば24時間つけっぱなしにした方がいいです。

特に夏は人間もエアコンをつけて熱中症から身を守りますが、犬も同じです。

犬は人間よりも体温が高く、汗をかくこともできませんので、熱中症には特に気を付けてあげなければいけません。

 

だけどエアコンつけっぱなしだと電気代が心配ですよね…。

わかります、我が家の電気代もビックリするほど高額です(汗)
2023年1月、2月の電気代は5万円でした。

少しでも電気代節約するために、電気を使わないようにするのではなく、電気代を下げるのはどうでしょう。

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犬を飼うなら、飼い主の都合よりも愛犬を第一に考えましょう。愛犬にとって何がベストか、何がベターかを考えると、おのずと何をすべきかが見えてきますよ^ ^