シーズーの涙やけが治らない理由と改善法|原因別アプローチを徹底解説

うちの子、いつも目の下が茶色い…いつまでたっても涙やけが治らないのよね
そう感じている飼い主さん、多いですよね。
涙やけはシーズーに圧倒的に多いトラブルのひとつ。でも、「シーズーだからしょうがない」と諦める必要はありません。
でも、ちょっと待ってください。
その涙やけ、どうにかなるかもしれません。
私は25年間で5頭のシーズーと暮らしてきました。そのうち涙やけが本当にひどかったのは5頭のうち1頭だけ。
その子の涙やけを改善できた実体験も含めてお伝えします。
ひとつひとつ丁寧に読んでいただければ、きっと愛犬に合ったアプローチが見えてくるはずですよ。
- 犬の涙やけが起きるメカニズムと主な原因
- シーズーが特に涙やけになりやすい5つの構造的な理由
- 自宅でできる毎日のケア方法
- 涙やけの臭い対策
- フードで涙やけが改善する仕組みとおすすめフードの選び方
- 今すぐ動物病院に行くべきサインの見分け方

25年にわたりシーズーと暮らしてきた、自他ともに認めるシーズー大好き人間。
愛犬の心臓病をきっかけに37歳でペット系専門学校に入学、卒業後も勉強のため犬の資格を取り続けている。
ちさと
\多数の資格を保有しています/
安達学園認定 トリマーB級ライセンス
安達学園認定 ドッグトレーナーC級ライセンス
日本キャリア教育技能検定協会 動物看護士
日本キャリア教育技能検定協会 老犬介護士
全日本動物専門教育協会認定 犬の管理栄養士マスター
全日本動物専門教育協会認定 ペット災害危機管理士1級
全日本動物専門教育協会認定 ペット防災アンバサダー
全日本動物専門教育協会認定 ペット防災生活アドバイザー
全日本動物専門教育協会認定 愛玩動物保険衛生士
日本愛玩動物協会認定 二級愛玩動物飼養管理士
一般社団法人日本アニマルウェルネス協会 ペットフーディスト の資格勉強中
犬の涙やけとは?原因をわかりやすく解説
まず「そもそも涙やけって何?」というところから整理しておきましょう。
涙やけとは、犬の目から流れ出た涙が目の周りの毛を赤茶色・茶褐色に変色させてしまう状態のことです。英語では「ティア ステイン(Tear Stain)」とも呼ばれます。
涙には「ポルフィリン」という成分が含まれており、この成分が空気に触れて酸化することで赤茶色の色素が生まれます。被毛が白・薄い色の犬種では特に目立ちやすくなります。
犬の涙やけが起きる3つのメカニズム
涙やけが起きるのは、主に次の3つのメカニズムが関係しています。
① 涙の量が多すぎる(流涙症)
正常より多くの涙が分泌されると、行き場のない涙が目の周りにあふれ出ます。目への物理的な刺激(被毛・まつ毛など)、アレルギー反応、感染症などが原因になります。
② 涙の排泄がうまくいかない(鼻涙管の問題)
目で作られた涙は、通常「鼻涙管(びるいかん)」という管を通って鼻へと排出されます。この管が詰まったり、構造的に細かったりすると涙があふれ出てしまいます。短頭種に多い構造的な問題です。
③ 涙の質が悪い(ムチン不足)
涙は水分だけでなく、脂質・水分・ムチンの3層構造でできています。ムチンが不足すると涙が眼球に留まらずこぼれ落ちやすくなります。食事の質も関係することがあります。
涙やけになりやすい犬種
涙やけが出やすいのは、主に「短頭種(鼻が短い犬種)」と「目が大きく突出した犬種」です。代表的なのはシーズー・マルチーズ・チワワ・トイプードル・パグ・ポメラニアンなど。
共通するのは、涙の排泄通路である鼻涙管が短く、曲がりやすい構造にあること。シーズーはその中でも特に影響を受けやすい犬種です。次のセクションで詳しく解説します。
シーズーが涙やけになりやすい5つの構造上の理由
「シーズーって涙やけしやすいよね」とよく聞きますが、これは偶然ではありません。
シーズーという犬種が持つ顔の構造そのものが、涙やけを起こしやすい条件をしっかり揃えてしまっているんですよね。

①短頭種ゆえの鼻涙管(びるいかん)の構造
シーズーは「短頭種(いわゆる鼻ぺちゃ)」と呼ばれる、鼻が短い犬種です。
鼻が短いということは、目から鼻へとつながる「鼻涙管(びるいかん)」も短く、しかも曲がりやすい構造になっているんですね。
この通路がスムーズに機能していれば、涙は鼻のほうへと流れていきます。
でもシーズーのように構造的に詰まりやすい犬種だと、行き場をなくした涙が目からあふれて、目の周りに留まりやすくなります。
これが涙やけの第一の原因です。
②突出した眼球と顔周りの被毛
シーズーはご存じのとおり、目が大きく前に出ているのが特徴の犬種です。
こぼれ落ちちゃいそうなくらい大きな目がかわいいシーズーですが、同時に物理的な刺激を受けやすい構造でもあります。
しかもシーズーは長毛種。顔周りの被毛が伸びてくると、自然と毛先が目に入ってきます。
毛が眼球を刺激することで、涙の分泌量が増えてしまうんです。
「最近うちの子、急に涙やけが増えた気がする……」と感じたら、まず疑ってほしいのがこの「目に入った毛による刺激」。
トリミングのタイミングを振り返ってみてくださいね。
③被毛の長さと毛色による目立ちやすさ
これは構造というより見た目の話なのですが、日本にいるシーズーは白系×薄色系の被毛の子が多いので、涙やけが目立ちやすいという側面があります。
余談ですが、シーズーの毛色って多種多様です。日本で見かける毛色はその一部。
下記で毛色について詳しく解説しているので、興味があったら読んでみてくださいね。

話を戻して…同じ量の涙が出ていても、黒い被毛の犬種ならほとんど気になりません(それが良いというわけではなく)。
シーズーの場合、わずかな涙やけでも「うちの子、すごく涙やけがひどい!」と感じてしまうことがあります。わかります…気になりますよね。
でも反対に、黒い犬種よりもすぐに涙やけに気付くことができるぶん早くに対処できるというメリットもあります。
④皮膚の敏感さによる二次的な悪化
シーズーは皮膚がデリケートな犬種。涙で目の下の毛がいつも濡れていると、その部分の皮膚が炎症を起こしやすくなってしまいます。
濡れた毛がさらに細菌の温床になって、独特のにおいを発したり、皮膚炎を併発したりすることも。
我が家の3代目の愛犬も、目の下の毛が常に湿った状態で酸っぱいような臭いもありました。
涙やけは「目元の汚れ」だけの問題ではなく、皮膚の問題と地続きであるという認識を持っておくと、ケアの考え方が変わってきますよ。
⑤個体差はあるが共通する素因
ただし、すべてのシーズーが涙やけになるわけではありません。
私自身、5頭のシーズーと暮らしてきた中で、涙やけが目立っていたのは3代目の1頭だけでした。
つまりシーズーは、構造的に涙やけが起こりやすい素因を持ってはいるけれど、すべての子が必ず涙やけになるわけではないということ。
素因がある中でも、原因を取り除く手立てを取れば改善の余地がある、ということでもあるんですよね。
涙やけの本当の原因——動物看護士・犬の管理栄養士マスターの視点から
シーズーが構造的に涙やけになりやすいことは、なんとなく見えてきたでしょうか。
次は、実際に涙やけが「起きる」具体的な原因を、大きく4つに分けて整理していきますね。

①涙の量が多い(流涙症)
「うちの子、なんでこんなに涙が出るんだろう?」——そう思ったことがある方は多いはずです。
なんらかの理由で涙の分泌量が増えすぎる状態を「流涙症(りゅうるいしょう)」といいますが、その原因はいろいろあるんですよ。
- 目に入った毛、まつ毛による刺激
- 眼瞼内反症(まぶたが内側に反転して角膜を刺激する状態)
- アレルギー反応
- 涙の通り道の詰まり
- 結膜炎などの炎症
シーズーの場合は、特に「目に入った毛」と「アレルギー反応」が日常的な原因になりやすい傾向があります。
②涙の質が悪い(ムチン不足)
涙って、単なる水ではないんですよ——それはなんとなくわかる、って感じでしょうか。
脂質層・水層・ムチン層の3層からできていて、それぞれがバランスよく働くことで目を保護しているんですね。
ムチンは、涙を眼球の表面に均一に保持する役割を持つ成分。このムチンが不足すると、涙が眼球にとどまらず、あふれやすくなってしまいます。
ムチンの分泌は栄養状態にも影響を受けると言われています。
フードの質や偏りが涙の質に影響を与える可能性があるのは、こうした理由なんですね。
③排泄経路の異常
先ほど説明した鼻涙管が構造的に詰まっていたり、生まれつき細かったりする場合、涙が正常に排泄されません。
これはその子の生まれ持った構造に依存する部分なので、自宅でのケアだけでは解決できないケースもあるんです。
このタイプは、動物病院で「フルオレセイン色素試験」などを行って判定します。
色素が鼻のほうに届くかどうかで、鼻涙管の通りを確認する検査ですね。
市販の涙やけグッズを長く使っても改善しない場合は、獣医さんに相談して検査を受けてみることをおすすめします。
④食事・添加物の影響
犬の管理栄養士マスターとしてお伝えしたいのが、食事の影響です。
「フードを変えただけで涙やけが改善した」——こんな話、私自身の経験を含めてよく耳にします。
これは「フードに含まれていた添加物・酸化した油・体質に合わない原料」が涙やけに関係していた可能性があるからです。
ただし、フードを変えれば必ず改善するわけではありません。
あくまで「フードが影響していた場合は変えれば改善する余地がある」という意味です。
病気のサインかもしれない涙やけの見分け方
すべての涙やけが「家庭でのケアで治る」わけではないことも覚えておいてください。
中には病気のサインとして涙やけが現れているケースもあります。
愛犬のことだから「しばらく様子を見てみよう」と思う気持ちはよくわかりますが、判断に迷ったら早めに動物病院へ——それが結果的に愛犬を守ることになりますよ。

今すぐ動物病院に行くべき症状
「どこからが危ない症状なの?」って気になりますよね。
目やすとして、次のような症状を伴う涙やけは家庭でのケアより動物病院への受診を優先してください。
ひとつでも当てはまるものがあれば、迷わず早めに。
- 目ヤニの色が緑がかった黄色
- 目が赤く充血している
- 目をしきりに気にする・前足でこする
- まぶたが腫れている
- 涙やけ以外に目ヤニが大量に出る
- 急に涙の量が増えた
これらは結膜炎、角膜炎、緑内障などの眼疾患のサインである可能性があるんです。
シーズーは眼球が突出している分、外傷や疾患のリスクも高い犬種ですから、様子見せず早めに獣医さんに相談してください。
様子を見ていい症状
少しシリアスな話だったので、ちょっとホッとできる話もしておきますね。
すぐに動物病院受診をするべき症状がある一方で、次のような状態であれば自宅でのケアを試しながら様子を見ても問題ない場合も多いです。
- 目ヤニの色が白色(薄グレー)半透明
- 目に充血や赤みがない
- 涙の量が普段と変わらない
- 痛がっている様子がない
緑がかった黄色い目ヤニが出ているなど動物病院受診が必要となるような症状がないけれど、涙やけがなかなか治らない…そんな場合は「日常のケアやフードの見直し」を検討してみましょう。
それでは、毎日のお手入れやフードの見直しについて解説していきますね。
自宅でできる毎日のケア【トリマー視点で解説】
涙やけの改善には、毎日のケアが欠かせません。ここではトリマーの知識と、涙やけのあった愛犬に行ったケアを踏まえて解説していきますね。

目元の被毛カットの正しい方法
シーズーの涙やけ対策で、最も基本かつ効果的なのが「目の下の被毛を短くカットすること」です。
私が保護犬として迎えた子も、涙やけがあった期間は目の下の毛を常に短くしていました。
理由はシンプルで、毛が長いほど涙が毛に染み込んで、皮膚が湿った状態が長く続いてしまうからです。
ただし、目の周りはとてもデリケートな場所。慣れない方が無理にハサミを使うと事故につながります。

ハサミが目に刺さっちゃったらどうしよう!!って怖いですよね
なので無理せず、トリミングサロンで「目の下を短くしてほしい」と部分カットをお願いしてみてくださいね。
拭き取りの正しい手順とNGなやり方
目の下が涙で濡れたら、こまめに拭き取ることが涙やけ予防の基本です。
私の場合、保護犬として迎えた愛犬の目の下が常に濡れていたので、気がついたらやわらかいタオルで拭くことを習慣にしていました。
正しい拭き取りの手順は次のとおりです。
- やわらかい清潔なガーゼまたはタオルを用意
- ぬるま湯で軽く湿らせる
- 目の下を優しく押さえるように水分を吸い取る(擦らないでね)
ゴシゴシ擦るのは絶対にやめてくださいね。
シーズーの目元の皮膚はデリケート。かえって炎症を起こす原因になってしまいます。
使ってはいけないアイテム
「これで涙やけが消える!」という商品、AmazonやSNSでよく目にしますよね。
気になって試してみたくなる気持ち、すごくわかります。
でも中には、犬の目元には強すぎる成分のものも含まれているんですよ。
特に注意してほしいのが次のものです。
涙やけを治してあげたい親心から、いろいろ試したくなってしまいますが、さらに悪化させてしまう成分もあります。
涙やけ用クリーナーを使う場合は、愛犬の肌に優しいものを使ってあげてくださいね。
温罨法(おんあんぽう)の効果と注意点
涙の通りが詰まっている場合に有効と言われるのが、温罨法(おんあんぽう)です。
ぬるま湯で温めたタオルを目の上にそっと当てて、鼻涙管や涙点(目頭にある涙が出る場所)を温める方法ですね。
温めることで涙の成分の1つである「脂」が溶けて、油詰まりを解消して分泌を促します。
- 40℃ほどのお湯でタオルを温める
- 絞って目の上(上まぶたではなく、目を覆うよう)に温かいタオルを当てる
- タオルの温度が下がってきたら換えて、数分おこなう
目を覆われることにびっくりしたり怖がったりして嫌がる子も多いので、最初は当ててすぐ離し徐々に長く当てていく練習をしていくといいと思います。
また、温罨法中は頭やあごの下、背中などをゆっくり撫でてあげてリラックスした状態で行うとワンちゃんも気持ちよくなってくれます。

ゴロンと寝た状態だとリラックスできそうですね
フードで涙やけは改善するの?
ここからが、多くの飼い主さんが一番知りたい部分でしょうか。
「結局のところ、フードで涙やけは改善するの?」という質問への、私なりの答えをお伝えしますね。

結論:フードで改善する子はいます
結論からお伝えすると、フードで涙やけが改善する子は確かにいます。
私自身、愛犬でそれを体験しました。
約2ヶ月かけて徐々に涙やけが薄くなって、目の下の濡れもにおいも消えていったんです。
ただし、すべての子に当てはまるわけではありません。
「フードを変えれば必ず治る」とは言えないことを、最初にお伝えしておきますね。
「涙やけ専用フード」って本当に効くの?
市場には「涙やけ専用」をうたったフードがいろいろとありますよね。これらは本当に効くんでしょうか。
「犬の管理栄養士」の視点で正直に答えると、「専用」と銘打つことに過度な期待はしないほうがいい、というのが私の意見です。
涙やけの原因は犬によってさまざまで、特定のフードで全ての涙やけに対応するのは構造的に難しいからです。
じゃあ涙やけ訴求のフードに価値がないのかと言えば、そうではありません。
それは「涙やけを起こしやすい原因を排除した処方になっている」点です。
具体的にはこんな特徴があります。
- 添加物・着色料を使用していない
- 油の酸化を防ぐ工夫をしている
- 良質なタンパク質を使っている
- 消化吸収に配慮している
どうでしょうか。

うちは涙やけ専用ではないヒューマングレードのドッグフードだけど、こんな感じだよ
つまり「涙やけ専用」というより「品質の良いフード」を愛犬に食べさせてあげることで結果、涙やけも改善が期待できる、と言えるんです。
本当に見るべき原料・成分
涙やけ対策の観点でフードを選ぶときに見るべきポイントは、実はシンプルなんですよ。
難しく考えなくて大丈夫。要は「体に余計なものを入れない」という発想です。
繰り返しになりますが、質の良いドッグフードとは下記のようなものです。
- 主原料が明確(◯◯ミートなど漠然とした表記でない)
- 人工添加物・着色料を使っていない
- アレルゲンになりやすい原料を避けている
これって「涙やけ対策」というより「品質の良いフードを選ぶ基本」なんですよね。涙やけが気になる方は、まずこの基本に立ち返って今のフードを見直してみてくださいね。

5頭のうち涙やけが出たのはたった1頭——保護犬として迎えた子の話
ここからは、私自身の体験談です。
記事の冒頭でも触れましたが、5頭のシーズーと暮らしてきた中で、涙やけが目立っていたのは1頭だけでした。
5頭中、涙やけがあったのは1頭だけだった
私はこれまで、子犬から迎えた子もいれば保護犬として迎えた子もいて、計5頭のシーズーと暮らしてきました。
そのなかで涙やけが目立っていたのは、里子として3歳でお迎えした3代目の1頭だけ。
他の4頭は涙やけと無縁とは言わないまでも、目立つほどの症状は出ていませんでした。
これが何を意味するかというと…同じシーズーという犬種の中でも、涙やけの出方には大きな個体差があるということなんですね。
その1頭にあった「決定的な違い」
3代目を迎えた当時、その子は3歳でした。
気になるのは目の下が涙やけで赤茶色になっていること、そして口臭でした。
そして、食べていたフードが他の子たちとは違いました。保護団体から引き継いだフードを、そのまま我が家でも与えていたんですね。
つまりこの1頭と他の4頭の決定的な違い。そう、食べているフードが違ったんです。
フードを変えた2ヶ月後、涙やけが消えた
引き継いだフードを食べきった頃から、先住犬である2頭目と同じフードへの切り替えを始めました。
完全に新しいフードに切り替わってから、約2ヶ月。気づいたら、目の下の茶色い染みは薄くなり、いつも濡れていた毛も乾いて、独特のツンとするにおいも消えていました。
そして、それと並行して口臭もなくなっていったんです。
どちらも、ある日突然変わったのではありません。徐々に薄れていった、という感じでした。
フードを変えたことと並行しておこなっていたのは、目の下の濡れた毛をやわらかいタオルでこまめに拭くこと、そして目の下の被毛を短くカットしておくこと。
この2つを毎日繰り返していました。

私の実体験から見えた「フードは試す価値がある」
この体験から私が言えるのは、シーズーの涙やけはフードを変えることで改善する余地が十分にあるということです。
ただし繰り返しになりますが、「すべての涙やけがフードで治る」わけではありません。
私の体験は1頭の事例にすぎず、原因によっては病院での治療が必要なケースもあります。
それでも、毎日食べるものは犬の体を作る基本ですよね。
涙やけが気になる方は、まず今のフードを見直してみる価値は十分にあると自信を持って言えます。
涙やけはどのくらいで改善する?正直な目安をお伝えします
「フードを変えてから、どのくらいで改善するの?」——これも、多くの飼い主さんが気にされるポイントですよね。
私自身の経験と、犬の管理栄養士としての知識から現実的な目安をお伝えしますね。
私の場合は2ヶ月でした
繰り返しになりますが、我が家の3代目の場合は「フードを完全に切り替えてから約2ヶ月」で涙やけが目立たなくなりました。
もちろん、もっと早くに涙やけが気にならなくなる子もいるでしょうし、反対にもっとゆっくり変わっていく子もいるでしょう。
ひとつの目安として、頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
原因によって改善期間は変わります
そして、改善までの期間は原因によって大きく変わってきます。
場合によっては動物病院で検査をして原因を特定。
その後自宅でケアを始める、あるいは治療が必要になることがあるかもしれません。
- 食事が原因の場合:1〜3ヶ月
- 涙の通り道に問題がある場合:自宅ケアでは改善困難→動物病院へ
- アレルギーが関係している場合:動物病院で原因物質の特定からはじめる
- 構造的な問題(眼瞼内反症など):外科手術が必要な場合あり
目の上下にある毛やまつ毛などが目を刺激していないことを確認しても涙やけが改善しない時は、さらに品質の良いフードに変えてみることをおすすめします。
そこから1~3ヶ月様子をみて、それでも涙やけが改善しなければ原因は他にあるはずなので、動物病院で原因を調べてもらう段階かもしれません。
3ヶ月続けて変化がない時に疑うべきこと
新しいフードに切り替えて3ヶ月以上経っても変化がない場合は、フード以外の要因を疑う必要があります。
具体的にはこんな可能性ですね。
- 目の構造的な問題(鼻涙管狭窄など)
- アレルギー反応
- 慢性的な結膜炎
- 環境要因(ハウスダスト、花粉など)
このタイミングで、一度動物病院での精密な検査を受けてみることをおすすめします。
それでも改善しない場合の選択肢
検査を受けても、残念ながら明確な原因が特定できないこともあります。
その場合は「完全に治す」ことを目指すよりも、「日々のケアで悪化させない・目立たないようにする」方向に切り替えるのも一つの選択肢です。
涙やけは見た目の問題はあっても、犬自身が苦しんでいる病気とは限りません。
完璧を目指さずできる範囲でケアを続けることも、犬と長く幸せに暮らすためのひとつの考え方ですよね。
まとめ:シーズーの涙やけと向き合うために

シーズーの涙やけについて、構造的な原因から具体的なケア方法、そして私自身の体験まで、長くなりましたが解説してきました。
最後に、この記事の要点を整理しますね。
「シーズーの涙やけはどうしようもない」と、どうか諦めないでくださいね。
原因を正しく理解して、その子に合ったアプローチを続ければ改善できる可能性は十分にあります。
私自身がそれを体験したからこそ、自信を持って言えます。
「この子は涙やけしちゃう子なのかな。しょうがないのかな」
3代目をお迎えした当初は諦めの気持ちがあったことは認めます。
でもしばらくして目元がすっきりして、においも消えて、一緒に気持ちよく過ごせる毎日になりました。
そんな毎日が、あなたとかわいい愛犬にも訪れますように。
今日からできることを、ひとつずつ試してみてくださいね。

