コロナ禍で、キャンプ人口が爆発的に増えたような感覚があります。
テレビ番組でもキャンプをテーマにしたものが増えていますし、テレビCMもキャンプの雰囲気を出しているものが多いですよね。
キャンプ人口が増えることは良いことですが、キャンプ初心者さんが増えていることで、キャンプマナーが守られていないことがとても気になるようになりました。
今回は、私が実際に被害に遭ったキャンプ場での迷惑行為をお伝えします。
もし「あ、やったことある…」という方がいらっしゃったら、ぜひ次回のキャンプからは心を入れ替えていただけたら嬉しいです。
驚愕!キャンプ場で他人のサイトを堂々と横切る迷惑な人
その日は3連休で、キャンプ場の区画サイトはほぼ満サイトの状態。
我が家は炊事場やトイレが比較的近いサイトでした。
すると、1日目の晩に事件は起こります。
なんと、我が家の隣のサイトの端を人々が堂々と縦断してトイレや炊事場へ行くではありませんか。
目を疑いました。
区画サイトは、いわばそのサイトを使っている人の「家の庭」です。
そこを横切る行為はマナー違反です。
キャンプ場によっては、禁止事項として「他人のサイトの中に入らない」と決められているほどです。
なのに、1人ではなく何人もの人が他人のサイトを通ってトイレや炊事場へ向かい、そして自分のサイトへと帰って行くんです。
本格的にキャンプを始めて今年で丸6年が経ちましたが、そんな光景を見たのは初めてのことでした。
でも、私は気付きます。
たくさんの人に横切られているそのサイトの人が、特に何も気にしていないようなのです。
もしかしたら、その家族は他人のサイトを横切ることがマナー違反だと知らないのではないかと思い始めました。
そして、私のサイトも堂々と横切られた!
そして、ほどなくして…。
なんとどこかの父親と娘が、私のサイトの中を後ろから前に向かって縦断していきました。
私たち家族がタープの下で夕ご飯を食べている最中に、ですよ?
タープの横を堂々と歩いているんですよ?
ポカーン( ゚д゚)ですよ。
そして、その後、今度はまた別の子供が走って私のサイトの前から後ろへと縦断していきました。
ここまで私のサイトも隣のサイトも横切られるということは、もしかしてサイトだと思っている端っこは通路なのかと思い、翌朝管理棟へ出向いて管理人さんに聞いてみました。
サイトの中を何人もの人が横切って行くのですが、あそこは通路なのですか?
いえ、通路ではないですよ。通路は車道のみです
ということは、やはりあの人たちは通路ではない「他人のサイトの中」に侵入したということになります。
正直なところ、サイト内を他人が堂々と横切って行く行為は気持ち良いものではないので、注意できる根拠もあることだし次に侵入されたら注意しようと思いました。
でも、もしかしたら昨日はたまたまということもあるし、今日はもう無いかもしれないという淡い期待も抱きながら(笑)
そんな私の淡い期待は盛大に裏切られることになります。
また堂々と、前日に縦断していった人も新たな人もどんどん縦断していくんです。
とうとう堪忍袋の緒が切れた私は、悪びれもなく私のサイトを縦断する男性に「ここは他人のサイトですよ。他人のサイトを横切るのはキャンプマナー違反ですよ」と注意しました。
その男性は私を一瞥して、そのまま無言で縦断していきました。
そして、今度は子供たちが鬼ごっこをしながら私のサイトに侵入してきて、そのままタープの下も走り回ってから出て行くではありませんか。
さすがに注意しましたが、子供たちが言うことを聞くわけがありません。
ストレス最高潮になった私は管理棟に、他人のサイトを横切る行為を注意してもらえないかと掛け合いました。
対応してくれるとの返事をいただき自分のサイトに戻りましたが、夜になってもサイト内縦断行為は無くなりませんでした。
そして、撤収の日。
テントの幕を畳んでいる最中に、どこかの母親と息子・娘の3人で私のサイトの中(私たちがテントを畳んでいるすぐ横)をキャーキャー笑いながら追いかけっこをして横切って行きました。
私には注意する気力すら残っていません。
もうこのキャンプ場には来ないな…それだけは確信しました。
キャンプのマナーをしっかり守って、迷惑行為はやめよう
キャンプ場独自のルールや禁止事項の他に、キャンパーとして当たり前のマナーが存在します。
「他人のサイトの中に入らない」のもその1つです。
サイトは、家に例えると【敷地】です。
他人の敷地(もしくは庭)に、あなたは無断で入りますか?
無断で堂々と他人の庭を横切りますか?
区画サイトでは、絶対に他人のサイトの中に入らない。
いくらトイレや炊事棟への近道だからといっても、絶対にやめてください。
マナーやルールをしっかり守ることが、自分も他人もみんなが快適にキャンプができる秘訣です。
ぜひ守っていただきたいと思います。